中古マンションの購入を検討しているものの、低層階と高層階のどちらにすべきか迷っている方は多いのではないでしょうか。
低層階と高層階のどちらにもメリット・デメリットがあるため、ご自身のライフスタイルに合わせて選択することが大切です。
また低層階と高層階では価格差があるケースも多く、価格にも目を向ける必要があります。
今回は、より良い中古マンション選びのために、低層階・高層階それぞれのメリット・デメリットや、価格差について解説します。
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中古マンションの低層階・高層階それぞれのメリット
マンションの「低層階」「高層階」には、明確な定義はありません。
しかしタワーマンションを除くマンションでは、1~3階程度を低層階、6階以上を高層階と呼ぶことが一般的です。
ここでは、低層階と高層階のどちらがご自身に合っているのかの判断に役立てられるよう、それぞれのメリットをご紹介します。
中古マンションの低層階のメリット
中古マンションの低層階で暮らすおもなメリットは、次のとおりです。
外出が容易
高層階にある住戸は、外出のたびにエレベーターを使用しなくてはなりません。
住戸が多い中古マンションの場合は、エレベーターの待ち時間が長い傾向があります。
低層階であれば、エレベーターを使用せずに階段を使って外出することが可能です。
忘れ物をした場合でも、中古マンションのエントランスから住戸までが近く、取りに戻るわずらわしさを感じにくいでしょう。
1階の場合は階段すら使う必要がなく、ベビーカーでも出入りが容易です。
階下に足音が響かない
「子どもの足音で近隣に迷惑をかけるのでは」と心配する方は少なくありません。
中古マンションの低層階のなかでも1階の住戸を選ぶと、階下に迷惑をかける心配がなくなります。
専用庭が付いていることがある
こちらも1階の住戸限定ですが、専用庭が付いている中古マンションもあります。
小さなお子さまがいる場合は専用の遊び場として、ガーデニングが好きな方は趣味のスペースとして利用可能です。
避難しやすい
災害が発生すると、多くのエレベーターは利用できなくなります。
高層階で暮らしている方は、階段で1階まで下りて避難しなくてはなりません。
しかし低層階であれば、外出が容易なように避難も容易です。
中古マンションの高層階のメリット
中古マンションの高層階で暮らすおもなメリットは、次のとおりです。
日当たりや眺望が良い
高層階は、低層階ほど周囲を遮るものはありません。
そのため、窓からの眺めが良く、日光もしっかりと入ります。
通気性も高いため、明るくさっぱりとした室内で暮らせるでしょう。
他人の視線が気になりにくい
周囲を遮るものが少ないということは、同じ高さの建物が少ないということです。
高層階であれば室外から室内を覗かれる心配がほとんどないため、プライバシーを守りたい方に適しています。
周囲の視線を気にすることなく、開放的に眺望を楽しむこともできるでしょう。
虫が少ない
日本に生息する蚊などは、マンションの3階程度までしか飛べないと言われています。
高層階は基本的には6階以上を指すため、虫が侵入しにくい点がメリットです。
高層階であればあるほど虫の侵入リスクを抑えられるため、虫が苦手な方には高層階をおすすめします。
防犯性が高い
低層階よりも高層階のほうが、空き巣に入られるリスクが低いことがわかっています。
高層階であっても施錠は必要ですが、防犯性の高い住戸を希望する方には高層階がおすすめです。
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中古マンションの低層階・高層階それぞれのデメリット
中古マンションの低層階・高層階それぞれのデメリットは、次のとおりです。
中古マンションの低層階のデメリット
中古マンションの低層階は外出しやすい点がメリットですが、これは外部から侵入されやすいと言い換えることもできます。
高層階に比べると空き巣などの被害に遭いやすいため、購入後はしっかりと防犯対策を講じなくてはなりません。
さらに、同じくメリットである避難のしやすさについても、発生した災害が水害である場合には生かしづらいでしょう。
それどころか、高層階よりも大きな被害を受ける可能性があります。
また住宅が密集しているエリアでは、日当たりが悪く、湿気がこもりやすい点もデメリットです。
高層階に比べると住戸の周辺を行き来する方が多いため、室外から室内を覗かれるなど、プライバシーが侵害されていると感じる場面もあるかもしれません。
中古マンションの高層階のデメリット
眺望や日当たりの良さは高層階のメリットのひとつですが、遮るものがない分、夏場などは日差しが強すぎると感じる可能性があります。
日差しが強いとまぶしいだけでなく、室温が上がりすぎたり、家具が日焼けしたりする点がデメリットです。
また外出時にエレベーターを利用しなくてはならないため、近くのコンビニエンスストアに行くなどのちょっとした外出にも時間がかかってしまいます。
朝の通勤・通学時にはエレベーター待ちの時間が長くなり、焦ってしまうこともあるでしょう。
高層階は雨が降っていることに気が付きにくいため、エントランスまで出て雨が降っていることに気付き、傘を取りに住戸まで戻る、といった手間がかかることもあるかもしれません。
地震が発生すると低層階よりも揺れを強く感じる点や、エレベーターが止まり避難に時間がかかる点もデメリットです。
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中古マンションの低層階・高層階の価格差とは
ここまで、中古マンションで暮らすうえでの、低層階と高層階それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
中古マンションを選ぶ際はライフスタイルに合っていることが大切ですが、販売価格も重要なポイントです。
どれだけ希望どおりの中古マンションだったとしても、販売価格が予算をオーバーしている場合は、購入は難しいでしょう。
しかし、長年そのエリアに憧れている、駅からの近さが第一条件であるなど、立地を重視して中古マンションを選ぶ方もいます。
立地を重視した結果、どうしてもその中古マンションを購入したいという結論に至るケースも少なくありません。
そのような場合には、同じ中古マンションのなかでも、高層階と比べて販売価格の安い低層階の住戸がおすすめです。
一般的に、マンションの販売価格は高層階になるほど高くなります。
しかし低層階と高層階のどちらを購入しても、立地や共用部分は同じです。
低層階と高層階ではどのくらいの価格差がある?
先ほどもお伝えしたとおり、マンションは高層階になるほど販売価格が上がります。
また中古マンションの場合、販売価格を設定するのは売主です。
そのため、売主の事情や価値観などにより、販売価格に差が生じている可能性もあります。
しかし基本的には数百万円の違いであり、一千万円以上の差が生じることはほとんどありません。
低層階があまりにも安くなってしまうと、その中古マンション自体の価値が下落し、高層階を購入した方や管理組合、ひいては住民全体が不利益を被ってしまうためです。
近年は、災害時の避難のしやすさから低層階の人気が高まり、低層階と高層階であまり価格差のない中古マンションも登場しています。
ご自身のライフスタイルや希望する立地と合っているか、価格は予算に収まっているかなどをチェックして、中古マンションを選ぶと良いでしょう。
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まとめ
中古マンションの低層階で暮らすメリットは、外出がしやすい点や、災害時に避難しやすい点などです。
一方、中古マンションの高層階で暮らすメリットとしては、眺望や日当たりが良い点や、防犯性が高い点などが挙げられます。
基本的には、低層階よりも高層階のほうが高値で売買されていますが、立地や共用部分はどちらも同じです。
ご自身のライフスタイルや希望条件と、低層階と高層階のメリット・デメリットを照らし合わせて選ぶことをおすすめします。
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