埼玉県熊谷市にお住まいをご検討中の方なら、周辺の教育環境も気になるのではないでしょうか。
熊谷市には幅広い教養と実学を備えた人材育成に力をそそぐ歴史のある大学があります。
この記事では立正大学熊谷キャンパスの概要と、学部や特徴をご紹介しますので、周辺の環境を把握する際の参考にしてください。
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熊谷市にある立正大学熊谷キャンパスの概要
立正大学は熊谷市の他に、品川にもキャンパスを有する総合大学です。
立正大学熊谷キャンパスの概要として、立正大学の建学の精神や沿革、教育目標をご紹介します。
立正大学の建学の精神
大学の名称は、鎌倉時代の日蓮聖人が執筆した立正安国論に由来しています。
日蓮聖人は若い頃に、日本の柱・日本の眼目・日本の大船になるとの3つの誓いを立てました。
日蓮聖人が仏教者として社会に貢献する生き方ができたのは、この3つの誓いのためであったと「開目抄」に記されています。
立正大学の建学の精神は、第16代の学長が、この日蓮聖人が若い頃に立てた誓いを現代風にアレンジしたものです。
真実を求め至誠を捧げよう・正義を尊び邪悪を除こう・和平を願い人類に尽そうとする3つの誓いによって、建学の精神を表しています。
立正大学の沿革
立正大学は430年あまりの長い歴史と伝統のある大学です。
その起源は、1580年にまでさかのぼります。
日蓮宗僧侶の教育と日蓮宗や仏教の研究を目的に開設された飯高檀林は、明治時代まで教育・研究機関として重要な役割を果たしました。
1872年には明治時代の近代教育機関として開かれ、その後、大正時代に発令された大学令によって立正大学が設立されました。
戦時中には空襲により校舎のほとんどが焼失しましたが、新制大学として再度発足を果たします。
文学部・仏教学部からスタートしたのち、経済学部を創設し、いち早く近代的な教育機関として充実を図ってきました。
現代では学校法人立正大学学園の運営により多くの学部や学科、大学院を有する総合大学として発展を続けています。
立正大学の教育目標
立正大学が教育目標として掲げているのは、大学における学士課程の教育プログラムを通じて、モラリストでありエキスパートでもある人材の養成です。
持続可能な、より豊かで平和な社会を築く、一個の中心となる人材の教育を目標にしています。
大学の目的は、学則の第1章の定めに記載されているとおり、高い教養と知識を授け、各専門的な分野で貢献できる人材の育成です。
それぞれの学部・学科では建学の精神に基づき、深い教養とモラルのある感性豊かな専門性に優れた人材の育成を目的としています。
教育目標は、その目的を実現するために、卒業認定・学位授与の方針や教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針と一体的に定められています。
●所在地:埼玉県熊谷市万吉1700
●アクセス方法:JR高崎線「熊谷駅」南口より国際十王バス、立正大学下車
●東武東上線「森林公園駅」北口より国際十王バス、立正大学下車
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熊谷市にある立正大学熊谷キャンパスの学部・学科
立正大学熊谷キャンパスの学部・学科は、9学部・16学科と大学院7研究科です。
専門性に富んださまざまな学部・学科のなかから、社会福祉学研究科・地球環境科学部・データサイエンス学部をご紹介します。
社会福祉学研究科
社会福祉学研究科は、大学院で専攻できる研究科です。
修士課程では、社会福祉学と教育福祉学、博士課程では社会福祉学を専攻できます。
学士課程で習得するレベルの知識をもとに、複雑化する福祉の課題に応えるための人材を育成する研究科です。
理論と実践の両面から探究するカリキュラムが編成されています。
学ぶ側の特性と関心に即した研究指導が実施されており、社会福祉に関するさまざまな問題を広い範囲で扱う科目の履修によって、専門的な知識や技能を深めていきます。
なかでも、博士後期課程の心理学専攻が目指しているのは、21世紀の少子高齢化社会、高度情報技術社会がもたらす問題に対して、柔軟に対応できる優れた人材の養成です。
地球環境科学部
地球環境科学部は、自然と文化に対する理解を深め、自然と人の共存を考える学部です。
現代社会で直面している地球環境問題を改善し、解決できる人材の育成を目的にしています。
複雑な背景や原因をしっかりと把握するためには、自然科学的な側面と人文・社会学的な側面のアプローチが必要です。
そのため、自然科学の側面から問題をとらえる環境システム学科と、社会科学・人文科学的な側面から把握しようとする地理学科との、文理融合型の学部構成になっています。
海外でも実施される現地でのフィールドワークや、アクティブラーニングの推進、資格取得のサポートも積極的におこなわれています。
データサイエンス学部
データサイエンス学部は、実社会で活用するだけでなく、経済社会での新たな価値を創造できる人材を育成するために、熊谷キャンパスに開設された学部です。
データサイエンスに関するさまざまな分野の科目があり、実務に結びついた教育がおこなわれています。
金融・マーケティングの分野や、観光・スポーツ、天気予報や地域開発などの幅広い分野で活用されており、各分野での深い学習も可能です。
データサイエンス学部では、在学時だけではなく卒業後のフォローアップに関しても、学生が満足できるような取り組みがなされています。
取り組みの内容は、将来役立つ資格取得のバックアップ、専門領域での教員による指導、企業や組織と連携した教育体制などです。
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熊谷市にある立正大学熊谷キャンパスの特徴
熊谷キャンパスは、約35万㎡の広大な敷地面積を誇ります。
豊かな自然と調和しながら、進化し続けるスケールの大きなキャンパスです。
熊谷キャンパスの特徴として、学内施設や大学祭の様子、国際交流への取り組みをご紹介します。
グッドデザイン賞を受賞した学内施設
学びの拠点であるアカデミックキューブは、2021年度のグッドデザイン賞を受賞した熊谷キャンパスのシンボルです。
437名を収容できる大きな教室や、1席に1台パソコンが完備された端末室、少人数の使用に適したゼミ教室など、目的ごとに各種教室が用意されています。
キャンパスでの緑の保全や活用、地域への還元が評価され、2008年に大学としては初めてSEGSE(社会・環境貢献緑地評価システム)に認定されました。
さまざまな企画満載の星霜祭
星霜祭は、毎年11月に開催される熊谷キャンパスの大学祭です。
例年、模擬店や展示などのコーナーや、アーティストやタレントを招待しての公演、外部団体によるイベントなど、盛りだくさんの企画が実施されています。
以前は現在の品川キャンパスで1部・2部に分けて開催されていましたが、開校120周年を節目に再開発工事が計画され、会場の確保に支障が出る可能性が生じました。
そのため、熊谷キャンパスでの合同開催が決定し、1988年に第1回の星霜祭が開催されたのが始まりです。
国際交流のサポートが充実
大学内の国際交流センターでは、海外での学習や国際交流のために、3つのサポートが実施されています。
1つめに挙げられるのは、毎年約150名に及ぶ、海外からの留学生へのサポートです。
2つめとして、中・長期留学プログラムや短期研修プログラムを設けて、日本人学生を海外に派遣するサポートもおこなわれています。
3つめは学内外での国際交流を促進するサポートです。
日本人の学生と外国人留学生との交流を深めるために、交流会の開催など活動援助がおこなわれています。
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まとめ
立正大学は長い歴史と伝統を誇る大学であり、熊谷市にある熊谷キャンパスは豊かな自然に恵まれた広大な敷地を有する総合大学です。
専門性に富んださまざまな学びの提供によって、社会に貢献できる人材の育成を目標にしています。
学内施設や国際交流へのサポートなども充実しています。
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