住みたいと思っている街には、どのような施設があるのか気になる方も多いでしょう。
埼玉県熊谷市には、市民から親しまれている歴史ある「高城神社」があります。
そこで今回は、熊谷市にある高城神社の概要や見どころのポイント、祭事についてご紹介します。
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熊谷市にある高城神社の概要について
熊谷市にある高城神社は、縁結びや安産の神様が祀られている歴史ある神社です。
緑豊かで、厳粛な雰囲気に包まれています。
高城神社の概要について、以下にご紹介します。
高城神社の祭神と歴史
高城神社の祭神は、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)であり、熊谷総鎮守です。
縁結びや夫婦円満、育成健全の神様が祀られています。
高城神社が建てられたのは、奈良時代以前にもなるといわれています。
「延喜式神名帳」に「大里郡一座髙城神社」と記されている点をから考慮しても、奈良時代に創建されたといえるでしょう。
1590年、豊臣秀吉が小田原の北条氏を討伐する際に、現在の行田市であった忍城が攻められてしまいます。
その災禍によって、高城神社の社殿が焼失するのです。
しかし1671年に、忍城主である阿部豊後守忠秋が「髙城神社は式内社である」の言葉がきっかけで再建されました。
再建された社殿と拝殿は、現在も当時の建物が残っています。
なお、社殿・拝殿・手水舎以外の建物は、熊谷大空襲があった1945年に焼失しました。
祈祷や神前結婚式
高城神社では各種ご祈祷が受けられます。
個人が受けられる祈祷には、安産祈願・初宮参り・七五三といった大切な家族の幸せと無事を祈る祈祷です。
そのほかにも、家内安全・厄除・方位除けなどの不浄を取り除いて清める祈祷があります。
予約不要で受けられますが、七五三の繁忙期のみ事前予約が必要なため注意してください。
企業や団体向けには、新年仕事始め、商売繁盛、業務安泰などのご祈祷も受けられます。
事前に予約が必要であり、時間厳守です。
地鎮祭や竣工祭、事務所開きなどの出張祭典も受け付けています。
また、高城神社では神前結婚式が挙げられるのも特徴です。
熊谷総鎮守であり、縁結びの神様としても親しまれているため、結婚式にふさわしい神社であるといえるでしょう。
大切な人生の節目に、高城神社で祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。
●所在地:埼玉県熊谷市宮町2-93
●社務所会館時間:平日 9:00〜12:00、13:00〜16:00 /土日祝 9:00〜16:00
●休館日:仏滅日(一部を除く)
●アクセス:JR「熊谷」駅から徒歩約12分
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熊谷市にある高城神社の見どころについて
高城神社には、多くの歴史が感じられる末社や樹木、史跡などがあります。
歴史を感じながら散策するのもおすすめです。
高城神社の見どころについて、以下にご紹介します。
末社と御神木
高城神社は、3つの社と御神木が見どころです。
まずは天神社です。
こちらの末社の祭神は「少名彦名大神」が祀られています。
医学の神様として知られていますが、歯の神様としても有名です。
御垣内には、お食い初めの際に歯茎にあてると健康的な歯が生えてくるといわれている赤石があります。
そのため、お子さんと参拝してみるのも良いでしょう。
2つ目の末社は、熊野社です。
こちらの末社の祭神は「伊邪那岐命」です。
もともとは、箱田に鎮座していましたが、1907年に高城神社へと移転しました。
熊野社は、熊谷の地名の由来ともいわれています。
3つ目の社は、六社です。
六社には、伊奈利大神、鹿島香取大神、大国主大神、八幡大神、琴平大神、白山大神の6つの神様が祀られています。
高城神社の祭事の1つである酉の市にて授けられている熊手は、六社の神様の恩徳が込められています。
また、高城神社では、巨大な御神木が祀られているのも見どころです。
御神木は、樹齢約800年ともいわれているケヤキです。
近年、幹の部分に空洞が見つかり、その隙間から外の光が入り込むようになりました。
さらに境内には、樹齢約600年のケヤキが数本あるのも見どころの1つでしょう。
境内にある史跡
高城神社の境内には、4つの史跡があるのも見どころです。
1つ目の見どころは、亀の石像です。
こちらの石像は、2014年に東日本大震災の復興を願って建てられました。
亀は長寿や幸運の象徴であるほかにも、世界を支えている伝説もあります。
高城神社の亀の石像は、参拝客によって頭を撫でられたり甲羅を撫でられてりして、市民に親しまれています。
2つ目の見どころは、夫婦銀杏です。
高城神社にある夫婦銀杏は、2本の銀杏の連理木です。
連理木とは、2本の木の枝が結合していることから、夫婦和合や縁結びの象徴といわれています。
夫婦銀杏の前で、夫婦円満や恋愛成就などを願ってみるのも良いでしょう。
3つ目の見どころは、青銅常夜燈です。
高城神社の常夜燈は、熊谷市の有形民俗文化財に指定されています。
1841年に藍染業者から奉納された常夜燈であり、高さ275 cmの大きさを誇ります。
青銅常夜燈の台座には、150社もの藍染業者の名前が刻まれているのです。
高城神社が、企業からの崇敬を受けていた神社であることが伺えます。
4つ目の見どころは、旧第二鳥居です。
こちらの鳥居は、1670年に、旧忍城城主である阿部豊後守忠秋公から献納されました。
材質は小松石であり、高さ4.97m、幅6.6mの大きさです。
1998年に事故によって貫の部分が破損され、1999年に新調されました。
旧第二鳥居の由来を残すために、残った柱と笠木を利用して石碑が建てられいます。
これら見どころのスポットを探しながら、高城神社を散策してみてはいかがでしょうか。
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熊谷市にある高城神社の祭事について
高城神社では、一年を通して、さまざまな祭事がおこなわれています。
高城神社のおもな祭事を、以下にご紹介します。
酉の市
一般的に酉の市は11月の酉の日におこなわれるのですが、高城神社では毎年12月8日におこなわれているのが特徴です。
8日におこなわれているため、八日市とも呼ばれています。
縁起物である熊手のは、福運や財を掻き込むといった意味です。
開運・開拓・商売繁盛のほかにも、家内安全の御守りとしても授かれています。
鮮やかで美しい高城神社の熊手を、授かってみてはいかがでしょうか。
胎内くぐり
胎内くぐりとは、穢れを清めて残りの半年間を過ごせるように祈りを込める祭事のことです。
一般的には「夏越の大祓」「水無月祓」と呼ばれています。
まず、鳥居にかけられた芽の輪を、輪を踏まずに8の字を描くようにくぐり抜けましょう。
くぐり抜けた後は、名前と年齢を記入した人形を、ご自身の体の悪いところを撫でて悪い気を移します。
最後に、賽銭とともに人形を賽銭箱に納めて終わりです。
高城神社の芽の輪は、太さ40cm、全体の直径4〜5mの大きさであり、県内の神社でもっとも大きな輪です。
見応えのある芽の輪で、心身ともに清めてみてはいかがでしょうか。
節分祭
高城神社の節分祭は、年男・年女による豆まきによって鬼を払い、厄除を祈願する祭事です。
まずは、鬼と年男・年女が熊谷市内を歩き、本殿にて祭典がおこなわれます。
次に、境内に設置された舞台上から、年男と年女による豆まきや菓子まきがおこなわれます。
小さなお子さんも楽しめる祭事でしょう。
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まとめ
熊谷市にある高城神社は、奈良時代以前に創建された、縁結びや安産の神様が祀られている神社です。
境内にはさまざまな歴史を感じられる見どころのスポットがあり、一年を通して祭事がおこなわれています。
昔から市民に親しまれている高城神社がある、熊谷市での暮らしを検討してみてはいかがでしょうか。
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