土間は、スタイリッシュでおしゃれな空間に仕上げられるうえに、物が置けたり軽作業ができたりするスペースとして人気です。
既存のマイホームに、リノベーションとして土間を取り入れることが可能です。
そこで今回は、リノベーションにおすすめの土間とは何か、メリット・デメリットや施工に必要な費用についてご紹介します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
熊谷市の売買・投資物件一覧へ進む
リノベーションにおすすめ!土間とは?
土間とは、昔から日本の住宅に取り入れられているスペースのことであり、土足で利用できるうえに、さまざまな活用ができるのが特徴です。
近年、便利さとおしゃれな空間に仕上がることから、再び人気が高まっています。
土間とはどのような空間なのかを、以下にご紹介します。
土間とは
土間とは、外と居室の間につくられたスペースのことであり、室内でありながらも土足で利用できるのが特徴です。
土間の歴史は、縄文時代にまで遡り、当時の住居として有名な竪穴式住居が土間の始まりといわれています。
江戸時代から明治時代においては、玄関と居間の間に設けられていた土足で利用するスペースであり、地面と同じ高さに土で固めてつくられていました。
当時の土間は、台所として利用されているのが一般的でした。
西洋文化が普及した昭和時代は、家に土間を設置する文化が無くなってしまい、一般の家庭でみられることがなくなります。
しかし近年、土間は再び人気が高まっており、物置や軽作業スペースとして活用されているのです。
土間の役割
室内にありながらも土足で利用できる土間は、さまざまな役割があります。
まず、玄関としての役割です。
玄関は、家族全員分の靴や傘、ベビーカーなどの多くの荷物を置くことがあるため、スペースが足りない場合もあるでしょう。
玄関に土間スペースを加えて広くすると、スッキリとした玄関へと生まれ変わります。
土間によって余裕ができたスペースは、防災グッズを置いたり宅配物の一時置きに活用したりできます。
次に、車やバイク、自転車などを置くためのガレージとしての活用もおすすめです。
土間は土足で利用できますが、室内にあるため、雨風や砂埃から愛車を守ってくれます。
そのほか、キャンプグッズやスポーツ用品などの大きな荷物も収納できます。
最後に、多目的スペースとしての役割です。
土間のスペースを利用して趣味やDIY、筋トレなどができます。
土間の床材には、コンクリートやタイルを利用しているケースが多いため、床に傷がつく心配がありません。
このように外と室内の中間にある土間は、さまざまな役割を果たしてくれます。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
熊谷市の売買・投資物件一覧へ進む
リノベーションにおすすめ!土間のメリット・デメリットとは
リノベーションで土間の採用を検討する場合、あらかじめメリット・デメリットを確認しておくのがおすすめです。
メリット・デメリットから、ご自身のライフスタイルに土間の採用が適しているかどうか判断できるからです。
リノベーションで土間を採用するメリット・デメリットを、以下にご紹介します。
メリット
まず、土間のメリットは、玄関におしゃれな空間を演出できることです。
玄関は、家に入って一番始めに目に入る場所であるため、土間の床材によって家全体の雰囲気が決まるといっても過言ではありません。
土間の床材は、モルタルとタイル貼りの2種類があります。
モルタルの場合、スタイリッシュなデザインが手に入りますが、安っぽく見えたりひび割れが起きてしまう恐れがあります。
一方タイル貼りの場合だと、さまざまな素材の種類があるため、オリジナリティあふれる土間空間の演出が可能です。
ご自身の好みにあわせて床材を選び、おしゃれな空間を演出しましょう。
また、玄関に大容量の収納スペースが確保できるのも土間のメリットの一つです。
シューズクローゼットとして利用したり、食材をストックするパントリーとして利用したりできます。
土間は、家族や来客が多い方にもおすすめです。
さらに、天気に左右されないのも、土間のメリットといえます。
土間は、雨の日でも、外のように土足で利用できるスペースだからです。
たとえば、一般的に外で作業するガーデニングやDIYも、土間だと屋根が付いているため、雨の日でも作業ができます。
雨の日で洗濯物を外に干せない場合は、土間をベランダ代わりにすることが可能です。
デメリット
まず、土間のデメリットは、湿気が高くなってしまう点です。
土間は玄関と居室の間にあるため、空調設備が整っていないうえに温度差によって、結露が発生しやすい状態であるといえます。
快適に過ごすためには、設備を整えたり調湿効果のある素材の壁を選ぶことが大切です。
とくに珪藻土だと、調湿効果だけでなく消臭効果も期待できます。
また、冬は冷えて寒くなるのも、土間のデメリットの一つです。
土間は、玄関からもっとも近く、地面と同じ高さで床材を設置しているため、外からの冷気が入ってきやすいからです。
寒くて土間での作業が捗らない場合、ストーブを利用したり二重サッシを取り付けたりすると良いでしょう。
さらに、土間のスペースを広くすると、居室スペースが狭くなる点もデメリットといえます。
土間を広くしたとしても、リビングやダイニングなどの居室スペースが狭くなってしまうと、快適な暮らしを実現できないかもしれません。
したがって、リノベーションで土間を採用する場合、家全体のバランスを考慮して、土間の広さを決めると良いでしょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
熊谷市の売買・投資物件一覧へ進む
リノベーションにおすすめ!土間にかかる費用の目安は?
リノベーションに土間を採用する際、どのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。
土間の広さや素材、増築方法などによって費用は異なります。
リノベーションに土間を採用する際にかかる費用の目安は以下のとおりです。
一戸建てに土間をリノベーションする場合
一戸建ての玄関に、2〜3畳ほどの土間へとリノベーションする場合にかかる費用は、約30〜50万円が目安です。
リノベーションにかかる期間は、 1〜2週間ほどです。
玄関スペースだけを利用して土間へと変更する場合だと、比較的費用が抑えられます。
しかし、玄関だけを土間へとリノベーションするケースは稀であり、水回りや居室などと同時にリノベーションをおこなうケースがほとんどです。
また、一戸建てを増築して土間へとリノベーションする場合にかかる費用は、100万円ほどが目安です。
増築による土間へのリノベーションは、一室を壊して土間へと変更したり家を増築して新たに土間スペースを増築したりする方法があります。
床や壁を壊してリノベーションするため、玄関を土間へと変更するよりも費用がかかります。
同時に居室もリノベーションする場合、2〜3か月ほどの期間が必要です。
マンションをリノベーションして土間をつくる場合
マンションをリノベーションして土間をつくる場合の費用は、10万円ほどが目安ですが、工事内容によっては100万円ほどの費用がかかります。
近年、居室の広さに限りがあるマンションにおいても、土間を採用したリノベーションが人気です。
しかし、マンションの構造によっては、土間へとリノベーションできない場合があるため、事前に管理規約を確認しておく必要があります。
工事中は、上下階に音が響いてしまうため、一戸建てよりも周辺住民への配慮が必要です。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
熊谷市の売買・投資物件一覧へ進む
まとめ
土間とは、おしゃれな空間を演出できるうえに、土足で利用できるスペースのことです。
収納や物置、趣味などに利用できるのがメリットですが、湿度の高さと冬は寒くなる点がデメリットです。
ご自身のライフプランにあわせて、土間スペースの採用を検討してみてはいかがでしょうか。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
熊谷市の売買・投資物件一覧へ進む